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カルシウムリアクターのお話4

こんばんは、リンタロウです。

まだカルシウムリアクターの話してますよ。いつまでこれ続くんだろうと本人も思っています。
全て書ききることは不可能ですが、後は、セカンドステージの意味合いや、オススメのカルシウムリアクターの調整方法、
カルシウムリアクターを付けるのに必要なもの一式、こんなトラブルがありがち
みたいな所まで書ききれたらいいかなとは思っています。
もう少し書ければ、カルシウムリアクターの構造によるタイプも触れられたらいいですけどね。
途中でちゅうぶらりんになる可能性もありますが、ご要望が多ければまた書き出すと思います。

今回はタイプ紹介の一応最後で内部外部両用のカルシウムリアクターについて紹介します。

内部でも外部でも使えるようにするには大前提として付いているポンプが水陸両用のモデルじゃないとダメです。
プラス、外で使った場合に水漏れしないようにある程度の処理がされているものじゃないと使えません。

幾つか参考の商品をあげます。

20170213-08.jpg

OCTOのCalreact



20170213-06.jpg
ミニカル



20170213-07.jpg
315 three quarter S-calcium reactor


このあたりのモデルはどれも水陸両用のモデルです。
外部式のリアクターの時にも触れましたが、水陸両用ポンプの場合はポンプに使われているOリングの劣化で
水漏れを引き起こす事が多いです。定期的にチェックする必要がありますね。

またシリコンボンドの劣化などでネジ部分が水漏れの原因に成ることもあるため
そのような部分はシールテープを巻いたり、シリコンボンドで新たに付けなおしたりする必要がありますね。

小型から中型、大型まで一番種類が豊富なのもこの内部外部両用のカルシウムリアクターです。

次は少し構造による2つのタイプの紹介を予定しています。

2017.03.30 | トラックバック(0) | カルシウムリアクター関連

カルシウムリアクターのお話3

こんばんは、リンタロウです。

カルシウムリアクターについての話を書いていっていますが、カルシウムリアクターだけをとっても説明するのは
非常に長くなりますね。
小分けに書いていきますのでお付き合いください。過去記事についてもこのカルシウムリアクター関連をまとめて読めるように
ブログカテゴリに「カルシウムリアクター関連」 というのを増やしましたので、続けて見るには左のカテゴリメニューから
「カルシウムリアクター関連」のページで確認して下さい。

今回は外部式専用のカルシウムリアクターについてです。

・外部式カルシウムリアクター
外部式の専用と言うものの場合基本的には水中で使用できないマグネットポンプが使われているものが該当します。
外部で使用するものなのでポンプをDIYで水中ポンプなどに変える事が出来れば内部式にもすることは出来ますが
基本的には比較的大型のタイプのカルシウムリアクターに対してだけマグネットポンプが使われている事が殆どなので
大きさ面で内部式とするのは難しいとは思います。
大きなリアクターの筒の水を回すのにパワーの有るものじゃないとダメというところでマグネットポンプが使われていますが
同時に水陸両用ポンプよりもマグネットポンプの方が劣化による水漏れが起こりにくいです。
マグネットポンプの場合は基本的に外部で使用するポンプのため、基本数年使っていてもポンプ本体から水が漏れてしまうことはないと思います。基本ポンプが水漏れする場合は本体からではなくフロントのケーシングに使われているOリングの劣化です。
これがマグネットポンプでは太めで強いゴムOリングが使われていて、なおかつケーシングの固定にネジ止めが利用されているので強く押さえられて水漏れがしにくく劣化もしにくいためです。
水陸両用ポンプの場合は細目のOリングが使われている事も多く、その固定もケーシングを回して押さえつけられている状態なだけな物が多いです。このためひび割れや固くなってしまうことによって水漏れが発生しやすくなります。
外部式で使用した場合このOリングを1-2年で交換しないと漏れ率は高くなります。
使用環境にも影響しますのでひどい場合には一年以内に起こってしまう人もいます。
そういう場合は使用環境が影響しています。半年前に変えたばかりなのに・・・と言って製品自体を疑いたくなる気持ちはわかりますが、Oリングの劣化は製品不良ではないですから、勘弁してください。

もし、それでも頻繁に起こってたまらないよ。 という方は当店で本体をご購入のお客様であれば別の方法で水が漏れにくくなるような提案等はさせて頂きますので、もしそのような方が入ればご相談下さい。

さてそれでは外部式専用カルシウムリアクターの一例です。

20170213-04.jpg
アクアギークのプロカルです。
言わずと知れた大型カルシウムリアクターの高級機種です。
お店でも大昔から使用しています。


20170213-05.jpg
リーフオクトパスの大きめのリアクターです。
こちらもうおそらく廃盤商品でしょう。手には入らないと思いますが
外部専用でしか使用できないカルシウムリアクターの製品を探したところ、あまりマグネットポンプが使われている機種がなかったのでこれを参考画像に出しました。

偶然にも2つともセカンドステージ仕様のリアクターでありましたが、外部式専用ということでの共通点ではありません。
たまたま両方共セカンドステージだっただけです。

日本では未発売でしたがプロカルのシングルステージバージョンもありプロカル-D という名前でしたが
こちらもマグネットポンプが使用されているモデルで外部式専用モデルでした。

リアクター本体を回すのにマグネットポンプを使うほどの大きめのリアクター自体が日本ではあまり需要が無いからかもしれませんね。

次は内部外部両用のカルシウムリアクターについて紹介します。これが販売製品としての種類では一番多いタイプじゃないかと思います。


2017.03.17 | トラックバック(0) | カルシウムリアクター関連

カルシウムリアクターのお話2

こんばんは、リンタロウです。

カルシウムリアクターのお話その2です。

カルシウムリアクターというのは前回紹介させてもらった構造で出来ています。
色々なタイプがありますが基本構造は変わりません。

今回は色々とあるタイプについて紹介します。

まずは内部式と外部式、共通のものなどがあります。

・内部式
内部式の場合基本的にリアクターに使用されているポンプがまず、水陸両用ポンプとか水中専用ポンプが使用されて無ければ
使えませんので、マグネットポンプが付いているポンプはもう見た目だけで外部式だと判断出来ます。
内部式の場合その多くが、リアクターに飼育水を給水する部分がむき出しで直接サンプの水を吸い込むように出来ている物がほとんどです。 ものによっては専用の外部式パーツなどを利用すると外部に出来るものもありますが、
たとえその吸水部分を何とかすればどんなものでも外部式に出来るというわけではありません。
内部式での使用しか想定してない状態で制作されているものの場合多少水が漏れてしまっても問題が無いことから
各パーツがはめるだけで、ロックされるような構造になっていないものなども多いです。
例えばポンプの吐出口がリアクターに刺さっているだけとかのものです。外れたら水浸しですから
内部式のものは基本内部式限定で使用することを推奨します。

20170213-01.jpg
内部式専用
スキムズCM-113
こちらは完全に内部式専用です。

20170213-02.jpg
近々発売されるReefLive Vcal400 DCカルシウムリアクターレッド
こちらは一応内部外部両方で使用できるとしながら外部式での保証は無い商品です。
ということから内部式専用で考えて下さい。
現物が無いので確実ではないですが、おそらくポンプと本体の接続が完全に止水出来るような構造では無いためだと思います。
Oリングに吐出口がハマるだけのような構造なのだと思います。
例えば接着したとするとポンプ破損の際の交換が出来ないためはずせるようにする必要がありますがユニオンを取り付けるだけの
高さが無いですからそのあたりがOリング等の劣化や製品ロットごとのバラツキなどによって外部仕様で使用した際に
完全に止水することが保証できないからだと思います。


20170213-03.jpg

CA-0 内部式
こちらも内部式専用です。CA-1eco や CA-2ecoの場合は外部式にするための
オプションの外部式変更パーツがありますがこのCA-0は外部式変更パーツが無いため内部式専用です。


今回は内部式専用のカルシウムリアクターについて紹介しました。
次回は外部式専用についてにします。




2017.03.03 | トラックバック(0) | カルシウムリアクター関連

カルシウムリアクターのお話

こんばんは、リンタロウです。

新商品紹介ばかりじゃなく、飼育に役立つ情報もアップしないとなぁと日々思ったりすることもあるんですが
中々出来ずにいて、先日新商品でカルシウムリアクターの紹介をしたので
カルシウムリアクターについてでも書こうかなと思います。

カルシウムリアクターってそもそも何?って言う人は少し説明を読んでみて下さい。
画像があったほうが良いと思うので貼ってみます。

c_calcium.jpg

取扱商品の中でわかりやすいのはどれかなぁと見てみたらこの画像が分かりやすいかもしれないですね。
この中にカルシウムメディアを入れて使用します。

リアクターの中に少しずつ飼育水を入れて少しずつ水を戻します。
カルシウムリアクターにはポンプが基本的についていますがこれはリアクター内部の水を回すために付いています。
そしてリアクター内部の海水に二酸化炭素を添加してPHの低い酸性の海水にするわけです。
酸性になったことで、カルシウムリアクターメディアが溶け、その高濃度になった水を水槽に戻すことで
水槽内のカルシウム、マグネシウム、KHなどを上げて維持する装置です。

色々なカルシウムリアクターの種類が有ると思いますが、これが基本なのでどのカルシウムリアクターでも同じです。

更にわかりやすくなるだろうと思うので手書きのイラストを作りました。

20170212-02.jpg

あまり長くなりすぎても読むのが辛いと思いますので今回はこの辺までです。

2017.02.13 | トラックバック(0) | カルシウムリアクター関連

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