Bio AQUA-marine-(ビオアクアマリン) サンゴ水槽への添加
いつもの、リンタロウです。
BioAQUA-marine- 大変反響も多く驚いております。
また、モニター募集でご応募くださったお客様も、すでに記事を多く書いてくださっておりうれしいですね。
この場をかりてお礼申し上げます。 どうもありがとうございます。
感想を見させていただいていてよい変化があるところでは具体的には
・ソフトコーラルのポリプの開きがよくなった。 トサカが元気になった
・コケがはえづらくなった。
・魚がすごくよく食べる。 ブリブリ糞をするようになった。
・水が透明になった気がする。
・特別な処置をしないでビオアクア投入だけで白点が沈静化してきた。
・シアバクが減ってきた感じがする。
といった感じです。
よくなったと書いていただいた所だけを集めたのでなんだかすごそうですが、 「そんな気がする。」 というのが多いです(笑)
いいんです! これでいいんです。 抗生物質などの薬品じゃないんですから、いきなり劇的な効果がでるほうが恐ろしいです。
あとは色々書いてくださった記事を見させていただいて、みなさんが興味をもたれている部分が
「水質悪化」
というところです。 これはこちらも大変気になる部分ですね。
特にサンゴ水槽での飼育の場合は、
添加することによる硝酸塩やリン酸塩の増加につながるのではないか?
というところはやはりもっとも気になる部分じゃないかと思います。
あとは特に「オカラ」 という部分が引っかかっている方も多いようです。
バクテリア製品=液状 というイメージがやはり強いのかなぁとおもいます。
オカラを添加するんじゃなく、 オカラについてる菌を添加することが目的です。 オカラを食べさせるのではなくその菌を体内に取り込ませるのが目的です。
なぜ粉末状を選んだのかというと、菌体の保存が液状のものよりも断然すぐれているからです。
製品作成時 OOmL中にOO億のバクテリアが含まれています!! といっても
そこからショップに流れ、店頭に並べられ、時間が経過し、ユーザーの手に渡り、 水槽に添加される
という流れの中で その最初に含まれている品質がどれだけ維持されているでしょうか? 実際満たされていないのが事実のようです。
これが液状の弱い部分だと思います。 実際あまり数は問題じゃないでしょうが、条件が整えばバクテリアですから爆発的に増えますしね。
BioAQUAの場合、もうそれは超安全に安全を重ねた範囲で 消費期限を約1年としていますが
正直なところその品質がほとんど変わることなく、未開封ならば余裕で3,4年は持ちます。余裕です。
「多くのバクテリアを含む」 「多くのバクテリアを含む」などと連呼していますが、どのような種類があるかは
あまり発言していませんでしたので、列挙します。
乳酸菌、酵母菌、たんぱく質分解菌、脂質分解菌、デンプン分解菌、セルロース分解菌、亜硝酸菌、硝酸菌、脱窒菌
窒素固定菌、マンガン酸化菌、マンガン還元菌、硫黄細菌、鉄酸化菌、鉄還元菌、硫酸還元菌、酢酸菌 などなど
ビオアクアマリンを添加することで栄養塩の原因になってしまうのか?
という問いに対して言います。ある意味、その内容の一部だけを切り取られるとその通りだと思いますが
結果得られる効果を踏まえると、違うと思います。
なのでもし問いが 栄養塩が増えてしまうのか?
であれば、 増えてしまうようなことはない。というのが答えです。
オカラという有機物を使っている時点で 後に硝酸塩になりえるものだと言えます。
しかし 少量の添加で 試薬で反応するレベルで変化があるかというとないでしょうし、
むしろ増えるということより減るということの方があると思っています。
それは脱窒菌が含まれているからそれを促進できるというような点だけではありません。
一つに食べさせるという点にもあります。魚にとって必要な腸内細菌を取り込ませることによって、 魚は 餌の栄養分をより効率的に取り入れることが出来るようになります。
「少ない 餌からでも、十 分な養分を効率的に取り込むことが出来る」 ようになるわけです。
魚の餌による反応によって一概には言えませんが、飼育している生体がみんな餌を食べられるのであれば
今まであげていた人工飼料の量を減らしても ビオアクアマリンを同時に与えることで補えます。
あげる餌を減らすことで 最終的な栄養塩を減らせます。
また、数日前にこのブログのZEOvit水槽カテゴリの記事で書いた炭素源のお話です。
こちらからご覧いただけます。バクテリオプランクトンシステムでは炭素源を人の手によって与えていますが、ナチュラルシステムやその他のシステムにおいて
人の手によって何らかの炭素源を添加していない水槽は 一体どこから脱窒反応に必要な水素を手に入れているのでしょうか?
僕もよくわかっていませんが、一つに このようなことが言われています。
「水槽環境において、脱窒反応に必要な水素は 生体が出す 糞や代謝物 であり、そこから脱窒に必要な水素を得ている。」
ということです。
ビオアクアマリンを魚や水槽で生存する生き物全体に吸収させることでその代謝物、排泄物 が脱窒に利用しやすい、いい炭素源になるんです。
お客さんに商品のことを聞かれた時に まれに 「いいウンチになります。」 と僕がふざけて言っているように思われているかもしれませんが
ふざけてません(笑) いいウンチが大切なのがわかっていただけたでしょうか?
水槽に存在する脱窒菌が 排泄物から水素をより利用しやすい形にすることによって、その反応を助ける。 ということが考えられます。
ということからビオアクアが硝酸塩を増やしてしまうのか? ということは心配にはならないかと思います。
サンゴ水槽で魚がいて給餌している場合、その人工飼料の方が遥かに大量の栄養塩の元を添加しているといえます。比べ物にならないと思いますよ。
そもそも例えばなんのバクテリアもついていない、ただのオカラであっても少量の添加で問題視するほどの影響はないと思います。
まとめますと、
オカラは有機物なので栄養塩の元になるものです。しかしビオアクアマリンの影響は上記により
「肉を切らせて骨を絶つ」
ということを望めるかもしれません。
言い過ぎました。(笑)骨まで絶てないかも・・w
適正量の添加で大きな栄養塩に対しての影響はないと思います。
あとちょっと反省している点があるのですが、ビオアクアマリンに期待できる効果をうたってきましたが
その通り そのビオアクアマリンが持っている才能によって 「期待できる効果」 なんです。
必ずしもいい影響がでるものじゃないです。 そんな製品ありませんし。
魚の過密飼育などの過酷な環境下でのビオアクアマリンの使用では、目に見えて体感できる効果があるかもしれません。
実際結構あります。
しかしサンゴ水槽ともなると体感するのは難しくなります。 だってそもそも水質がある一定のいいレベルを達成されているからサンゴ飼育できているわけですから
元々いい水槽をさらにさらによくする!しかも目に見えて・・・ っというのはかなり難しいです。
もしそのような誰しもが目に見えてどんな水槽でも効果が体感できるほどよくなる製品がかりにあったら、それのほうが恐ろしいです。
でもわずかな変化を見逃さないように、観察していただけたらビオアクアマリンの効果を感じていただけるだろうと思います。
あとは続けてもらうことだと思います。
どんなにうまく管理された水槽でも なにかわからないけど調子が悪くなることがあると思います。
そんな調子悪くなることが 「あれ 何か最近前よりも水槽の調子が崩れないかもな?」 とSPSなどを飼育されている人で
魚もそれほど飼っていないし給餌もすくないようなタンクを維持している方の場合は そのような感想が出てきたら 成功じゃないかなと僕は思っています。
それだけで大きな変化だと思います。
2010.05.27 | トラックバック(0) | BioAquaMarine
