BioAQUA-marine- 有菌か無菌か
こんばんは、リンタロウです。
水槽の調子が悪くなった時、考えられるもっとも大きな原因は水質かと思います。
水質も影響するでしょうがついで、その結果発症してしまう魚の病気、サンゴの病気など
その原因になるような 「菌」 です。
病気の発端となるその菌は 「病原菌」 と呼ばれます。
アクアリウムの世界ではそのような「病原菌」を防ぐのにどのような手段が一般的になっているかというと
殺菌灯、オゾナイザー、ヨウ素殺菌、などの
その病原菌を殺す、「殺菌」 という手段で防ごうとするのが一般的ですし、効果が高いです。
そうですね本当に効果が高いです。
さらには薬物の使用はもっと顕著に殺菌することができますね。
サンゴ水槽では使えないものが多いので、魚水槽限定になるのが薬類の特徴です。
しかし「病原菌」 というターゲットに絞って殺菌できるものはありません。
それが「有効菌」であろうがなかろうが手当たり次第に”殺菌” するわけですよね。
極端に言うと 有菌環境 か 無菌環境 か というと無菌環境に近づこうとする流れです。
とにかく 有効な菌であろうが 病原菌であろうが 殺菌してしまって、悪影響を防ごうという方向だと捉えていいと思います。
しかしこれだけが正しい方法論なのでしょうか? 僕は違うと考えます。
極論から2パターンに分けて考えてみるとわかりやすいかと思います。
生体を飼育するときに
その1 完全に無菌の状態で飼育し続ける。
その2 様々な菌に囲まれる状態で飼育し続ける。
どちらが飼育し続けることが出来るかというと その2 様々な菌に囲まれる状態で飼育し続ける
だと思います。
動物と菌の関係は切っても切れない関係にあるんだろうなぁ と思わざるをえません。
僕はこのことを考えたときに 思い浮かんだのはコアラの子育てのスタートです。
動物園や施設などで、育児放棄されたコアラの赤ちゃんが人工飼育で育て上げるのに難しいのは
親から必要な菌を得ることが出来ないからというのも大きな原因であるようです。
何故コアラを思い出したかというと、コアラは幼児期に親の排泄物(フン)を食べるんです。
フンですよ フン ウンコです。
菌のかたまりですよ。しかもイメージ的には病原菌っぽくないですか?
しかしそれが生きるために必要な有益な菌を得る方法であるようです。
他の動物も似たようなものです。
子育てをする際に母乳が最強なのは、必要な栄養分を完璧に有しているということ以外に
重要なのは 有効な菌を同時に摂取することが出来るからです。
だから最強なんです。
そこで、「殺菌」 という観点だけでなく ”目には目を・・・歯には歯を・・・ 菌には菌を” です(笑)
だからこそ何々細菌ドーン!! どうだ!
という製品とは考え方がBioAQUA-marine-は違います。
派手じゃないんですよ^^; 地味なんですが、その地味なものが いかに大切なのかというのが
伝わってもらわないと、全然つまらない製品になってしまうし、どうでもいいものと思われてしまいます。・・・・
いいのかなこんなこと言ってwww まぁ いっか。 まだ続きます。
それと殺菌という視点について否定はまったくしてません。間逆で、身にしみて殺菌力のある製品の
効果というのは実感済みです。殺菌灯を筆頭に ものすごく効果あります! 特に過密飼育、生体の入れ替わりの激しい水槽の場合は特にです。
すばらしい機材です。
2010.05.07 | トラックバック(0) | BioAquaMarine
